野球肩・水泳肩(インピンジメント症候群)とは?原因と治療法を鍼灸の専門家が解説

はじめに
肩を大きく動かすスポーツをしていて、「腕を上げると痛い」「夜も肩が痛くて眠れない」という経験はありませんか?それは「インピンジメント症候群」かもしれません。
今回は、野球や水泳などのスポーツで起こりやすい肩の痛みについて、鍼灸の専門家としてわかりやすく解説します。
インピンジメント症候群とは?
病態の基本説明
インピンジメント症候群(impingement syndrome)とは、肩の骨と筋肉が繰り返しぶつかることで起こる炎症です。
わかりやすく言うと:
肩を繰り返し動かすことで
肩の中で骨と筋肉がこすれ合い
その摩擦によって炎症が起きる
結果として強い痛みが出る
どんな部位が痛むのか
肩の内部では以下の組織が関係しています:
上腕骨大結節(じょうわんこつだいけっせつ)
腕の骨の上部にある出っ張り
ここに筋肉の腱が付いている
腱板(けんばん)
上腕骨を覆っている筋肉の腱
肩を動かすために重要な組織
鳥口肩峰間アーチ(うこうけんぽうかんアーチ)
肩の骨が作るトンネルのような空間
この中を腱板が通っている
肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)
骨と筋肉の間でクッションの役割をする袋
摩擦を減らすための組織
なぜ「野球肩」「水泳肩」と呼ばれるのか
特定のスポーツで起こりやすいため、競技名で呼ばれることがあります:
野球肩の場合
投球動作の繰り返し
腕を振り回す動き
特にピッチャーに多い
水泳肩の場合
クロールの腕の動き
肩を大きく回す動作
長距離を泳ぐ選手に多い
その他のスポーツ
バレーボール(スパイク動作)
テニス(サーブ動作)
バドミントン(スマッシュ動作)
具体的な例
例1:高校球児のAくん(16歳)
毎日200球以上の投球練習
3ヶ月後に肩の痛みが出現
特に腕を上げる時に激痛
夜も痛くて眠れなくなった
例2:水泳部のBさん(14歳)
毎日5000メートル泳ぐ練習
2ヶ月後にクロールで痛みを感じる
腕を前に伸ばすだけで痛い
練習後は肩が重く感じる
主な症状について
動作時の痛み
肩を動かした時に起こる痛みが特徴的です:
痛みが出やすい動作
腕を真横に上げる時
腕を前から上に上げる時
何かを投げる動作
髪を洗う動作
服を着替える動作
痛みの特徴
特定の角度で強く痛む
60度から120度の範囲で最も痛い
無理に動かすと激痛が走る
安静時の痛み
じっとしていても痛むことがあります:
安静時痛の特徴
何もしなくても疼く(うずく)
ズキズキとした鈍い痛み
炎症が強い時期に起こる
夜間痛(やかんつう)
夜になると痛みが強くなることが多いです。
夜間痛が起こる3つの理由
理由1:注意が肩に集中する
昼間は他のことに気が向いている
夜、布団に入ると痛みに意識が向く
痛みを強く感じやすくなる
理由2:体温と痛みの関係
午前2時〜5時頃が最も体温が低い
皮膚温が下がると痛みを感じやすくなる
痛みの閾値(いきち:痛みを感じる基準)が低下する
理由3:寝姿勢の影響
仰向けで寝ると腕の重さが下に働かない
骨頭(こっとう:骨の丸い部分)が上に移動する
骨と筋肉がぶつかりやすくなる
夜間痛の対策例
横向きで痛くない方を下にして寝る
クッションを脇に挟んで寝る
患部を温めてから就寝する
治療方法について
急性期の治療(痛みが強い時期)
まずは炎症を抑えることが最優先です:
基本的な対応
とにかく安静にする
痛みを起こす動作を避ける
無理な練習は絶対にしない
練習量の調整
痛みの程度に応じて減らす
軽い痛み:練習量を半分に
中程度の痛み:投球・泳ぎを中止
強い痛み:完全に休む
病院での治療
ステロイド注射で炎症を抑える
消炎鎮痛剤の処方
必要に応じて画像検査(MRI等)
回復期の治療(痛みが落ち着いてきた時期)
痛みがある程度改善したら、次のステップに進みます:
筋肉のストレッチ
硬くなった筋肉を柔らかくする
肩甲骨周りの筋肉を中心に
無理のない範囲でゆっくりと
1日3回、各10秒程度から始める
筋力強化トレーニング
インナーマッスル(肩の深い筋肉)を鍛える
ゴムチューブを使った軽い運動
痛みが出ない範囲で行う
週3〜4回のペースで
フォームの改善
肩に負担のかからない投げ方・泳ぎ方を習得
コーチや専門家の指導を受ける
ビデオ撮影で自分のフォームをチェック
コスモ治療院での鍼灸治療
当院では専門的な鍼治療を行っています:
電気鍼(でんきばり)治療
鍼に微弱な電気を流す治療
痛みを抑える効果が高い
血流を改善して炎症を抑える
即効性が期待できる
運動鍼(うんどうばり)治療
鍼を刺した状態で肩を動かす治療
関節の可動域を改善する
筋肉の柔軟性を取り戻す
再発予防にも効果的
治療の流れ
第1段階:痛みの抑制(週2〜3回)
第2段階:可動域の改善(週1〜2回)
第3段階:再発予防(月1〜2回)
予防とケアの重要性
同じ動作の繰り返しが危険
筋肉のアンバランスが起こる理由
特定の筋肉だけを使いすぎる
使う筋肉と使わない筋肉の差が大きくなる
バランスが崩れて怪我をしやすくなる
オーバーワークの危険性
使いすぎると回復が追いつかない
小さな損傷が蓄積していく
ある日突然、強い痛みとなって現れる
予防のための全身運動
バランスの取れた体づくり
左右差を減らすトレーニング
上半身と下半身の筋肉量の差を減らす
全身運動で体全体を使う
おすすめの運動例
ジョギング(全身の持久力向上)
体幹トレーニング(体の軸を安定させる)
反対側の腕も使う練習
休息の重要性
「しんどくなったら休む」が基本
疲労を感じたら無理をしない
痛みは体からの警告サイン
早めの休息が早期回復につながる
適切な休息のタイミング
違和感を感じた時点で休む
週に1〜2日は完全休養日を設ける
シーズンオフには十分な休養を
トップアスリートの現実
限界への挑戦とケアの両立
元全日本チャンピオンの院長からのメッセージ:
トップを目指すには
誰よりも多くの練習が必要
負けたくないという強い気持ち
その過程でオーバーワークは避けられない
しかし同時に
適切なケアがなければ続けられない
怪我で選手生命が終わってしまう
限界を超えて壊れてしまってはナンセンス
ケアの専門家の役割
アスリートの気持ちを理解する
最高のパフォーマンスを支える
怪我を予防し、回復を助ける
実例:元チャンピオンの経験
院長自身の経験
数々の怪我を克服してきた選手だった
だからこそアスリートの痛みがわかる
その経験を治療に活かしている
選手へのアドバイス
困る前に相談に来てほしい
早期発見・早期治療が大切
予防的なケアが選手生命を延ばす
まとめ
インピンジメント症候群のポイント
病態について
繰り返しの動作で起こる肩の炎症
野球や水泳などのスポーツで多い
夜間痛が特徴的な症状
治療の基本
急性期は安静と炎症の抑制
回復期はストレッチと筋力強化
鍼灸治療で痛みの抑制と可動域改善
予防の重要性
全身のバランスを整える
適切な休息を取る
早めのケアが大切
最後に
インピンジメント症候群は、繰り返しの動作で起こる問題です。「肩こりと似ているから」と我慢してしまう方も多いですが、我慢しても治りません。
痛みが強い場合や長期に及ぶ場合は、一度医療機関を受診しましょう。
コスモ治療院では、電気鍼と運動鍼という専門的な手技で、痛みの抑制と関節可動域の調整を行っています。
選手の皆さん、困る前にぜひご相談ください。早期のケアが、あなたのスポーツ人生を守ります。
【目黒駅品川】鍼灸・吸い玉・美容鍼・整体
コスモ治療院 院長 川﨑照彦が書いております
1993年に新体操の個人
全日本チャンピオンに輝く
10年間の選手生活で数多くのケガに悩まされ多くの治療経験を持つ
体育大学で教員免許も取得しており
身体の動きのメカニズムに精通している
サラリーマン経験も12年あり交通事故によって
頸椎骨折で寝たきり生活から復活するこの事がきっかけで
鍼灸の専門学校に進学して鍼灸師となり
2011年にコスモ治療院を開業して
4.3万人以上の施術実績を持ちます
コスモ治療院
東京都品川区上大崎3-3-9
秀和目黒駅前レジデンス5階505号室
TEL 0362773711
コスモ治療院ホットペッパー
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000530297/
コスモ治療院LINE@友達登録は
こちらのボタンをクリック
https://page.line.me/cosmobodycare.2011
コスモ治療院 院長の電子書籍
https://www.cosmobodycare.com/pdf/book.pdf
YouTubeコスモ治療院鍼地獄!
https://www.youtube.com/channel/UCen01uuZZ97l4_Z_-RlG9lw/
YouTube 小宇宙ひめか健康情報局
https://www.youtube.com/channel/UC-oAbSE-M4dO8_OLyzdT_nw
Googleマイビジネス
https://acupuncture-clinic-1830.business.site/?m=true
#目黒駅 #恵比寿 #目黒 #品川 #五反田
#白金台 #深夜 #鍼灸院
#鍼灸 #整体 #マッサージ #マタニティ
#逆子 #美容鍼 #バストアップ
#吸い玉 #カッピング